代表的な民家のつくりと保存民家の母屋
宮島の古い町家は、間口が狭く奥行が深いのが特徴です。大戸から入るとずっと奥まで「通り庭」になっており、それに沿ってミセ(表の間)オウエ(中の間)ザシキ(奥の間)と続きます。オウエ(オイエともいわれます)には天井がなく、戸棚の上には神棚が祀られています。
現在、民俗資料館として利用されている旧江上家の母屋は一部補修されているものの、1800年代前半に建てられた宮島の商家建築の佇まいをそのまま残しています。茶室は改修に際して造られたもので、押入が取り払われ6畳の間としています。箱段(箱階段)は宮島では珍しく他家では見られません。また、庭に沿って造られた渡り廊下の外側には、明治時代中頃までは多く見られた出格子のある家並みを再現しています。
池のある庭園
旧江上家当時からの池のある庭園は、大きく風致を変えないよう配慮して、昭和48年夏に造園改修されました。庭園を囲んで一巡するように展示館を配置しているのが、この資料館の特色の一つです。
紹介する趣豊かな民俗資料館。